医療事故 虫歯治療の麻酔

医療事故を考える

虫歯治療の麻酔でめまいを起こし歩けなくなった!

7年前に歯科治療したことがありました。この年、信じられないくらい虫歯が次々にできて、虫歯を治すには麻酔を使用しなければなりません。その時も、麻酔をかけて歯科治療をしました。治療が終って立ち上がろうとしたら、めまいが起きて立っていられません。気のせいかと思いましたが、そんなことは過去に体験したことはありませんでした。「めまいがして…」と小声で言ったのですが「大丈夫ですか?」と医師に言われ、大騒ぎもできず自分で何とかしようと思ったまま「はい」と曖昧に答えたてしまいました。はっきり「めまいが起きてよく歩けません。」と言うべきでしたが、自分でも、自分に起ったことが信じられなかったのです。

待合室でしばらく休んでいました

その時は、よく歩けないので待合室でしばらく休んでいました。この病院は自宅の駅から一駅電車に乗らないと行かれない距離でした。病院から駅までは徒歩3分位で何とかなりそうでしたが、私の家の近くの駅から自宅までは15分位かかります。とにかく立てないので夫に迎えに来てもらい、その場は何とか切り抜けました。家に戻ってしばらく休んで麻酔が切れた後は何とか回復しました。

私が麻酔事故のようなめまいを覚え歩けなくなってしまった理由は、その時に甲状腺に問題があったためでした。しかし、この時は私は、そんな事実は知りません。ですから、歯科医に麻酔に弱いということを通告していませんでした。歯科医は、私の麻酔に対してのアレルギーも知りませんから、歯科医の責任でもないのでしょう。もし責任があるとしたら、甲状腺の血液検査までしていたのに、その数値を見逃した内科医なはずでしょう。医療事故は、こうした細かい麻酔事件もその延長上にあるのだと思います。

歯科医が甲状腺疾患があることを知りません

歯科医も、まさか私が甲状腺疾患があることを知りませんから、麻酔で歯科治療をしたのです。そう深刻にならずに済んだのでよかったものの、もし本当に神経がおかしくなって、めまいで立つこともできない体になったら、あるいは、歩いている最中倒れて交通事故に巻き込まれていたら誰が責任を取るというのでしょう。数値を見逃したという医師の行為により、多くの影響があったということをいいたいのです。

私の橋本病というのは、免疫疾患の病気で自分を守るべき免疫が、自分の臓器を襲うという病気です。私のように、自分が重い病気があることを知らないまま麻酔をかけてしまう場合もあるということをお話したかったのです。医療というものは、少し大げさですが、ちょっとの行き違いやうっかりミスで死の危機の隣にいるものだと思うのです。

甲状腺が悪くなかったならば、麻酔は普通に使えるものでした。でも、病気を持ってしまうと、麻酔はこよなく危険なものになってしまいます。血液検査の結果を正確に読めない医師は、大変人迷惑です。データを正確に読めない人が医師になると、様々な影響が拡がります。麻酔事故が軽度に済まずに、ショック状態になってしまうことだってあるかもしれません。そうなってしまうと笑って済ませるというわけにもいかないでしょう。私が自分の甲状腺異常に気付いていたら、虫歯にもならず歯科治療用の麻酔などをかける機会もなかったはずです。ほんの小さなミスが、膨らんで大きなミスにつながっていく可能性があるということを実感した麻酔事件でした。